2009年04月19日

「歌う」ということ

歌う2.JPG 「歌う」ためのテクニック

 歌うために必要なものは大きく分けて2つあります。

 1つは「歌うことが好き」「歌いたい」「表現したい」というモチベーション。そしてもう一つがそれらを叶える技術です。

 ソルフェージュやコンコーネなどの練習曲などによってその技術を習得してゆくわけですが、他の楽器の初歩的な技術力の習得と違う点は、音程や発音にとらわれてしまって基本的な「響きを保ち続けること」がおろそかになってしまいがちだと言うこと。

 また、「歌いたい」と思う人の多くは、このモチベーション(感情)が強い傾向にあり、感情のアウトプットを優先しがちです。他の楽器とは違って楽器が身体の中にあるため、客観的な距離感を確認することが難しいからかも知れませんね。

インナースペース&アウター・スペース.bmp

 「歌う」ということは、「響き」と「ブレス(呼吸)」と「言葉」の3つの要素をメロディーの中で融和させなければなりませんから、それぞれ別々に完成度を上げておくことが大切で、中でも、「響きを保ち続ける」ための基礎力を安定させないと、その先の「音域を広げる」「ロングフレーズで歌う」「言葉をしっかりと遠くまで届ける」なども難しくなってしまいます。

 私達は身体の内側(インナー・スペース)で骨振動によって響いている声(インナー・サウンド)と耳から聞こえる外界(アウター・スペース)の声を合成して「自分の声」として認識していますが、自分の発した音声(振動)ばかりを追いかけていたり、お手本としたい響きや声(つまりアウター・スペースの声)と比べてばかりいては片手落ちと言わざるを得ません。

 インナー・サウンドを軸とするヴォイス・トレーニングによって自然で安定した響きが得られたら、次はその響きを「響きのポイント」へと納める。そうすることによって「響き」はピッチ(音程)や言葉の影響を受けにくくなり、自然と喉がしまったり力んだりするといった余計なストレスからも開放されてゆくのです。

 
posted by lirico at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ・ 歌・声
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